和蝋燭の灯りで観る伊藤若冲~feat.太田梨紗子@宝蔵寺

「和蝋燭の灯りで観る伊藤若冲~feat.太田梨沙子」@宝蔵寺!皆さまのおかげで2月24日、25日、連日満員の盛況で終える事ができました。本当にありがとうございました。

お庭から和蝋燭が満載!若冲が建立した伊藤家のお墓まで幽玄に照らし出してくれています。今回の催しで宝蔵寺さんとして、初の夜間拝観を開催していただける事なりました。

まずは御本堂で小島御住職から、宝蔵寺と若冲の関りについてのご説明をしてただきました。この地だけで20代も続いている由緒ある宝蔵寺さんです。

そして催しの解説に「日本美術史学研究者」の太田梨紗子さんの登壇!無茶苦茶分かりやすく、独自の視点での解説に目から鱗が何枚もポロリ。若冲の人間的な側面に感動!若冲が錦市場の青物問屋を営んでいて弟の名が「白歳」(はくさい)!なんとお茶目な伊藤家(笑)

太田さんは日本美術史学の研究だけでなく、現在京セラ美術館で絶賛開催中の「もののけ京都」展のスタッフとしても重要な役割を担われている方です。

そして、和蝋燭の灯りで観る若冲!皆さんで書院に移動していただきました。

左から伊藤若冲「髑髏図」「竹に雄鶏図」 右端が今人気の松本奉時「蛙図」も特別展示

この和蝋燭の灯りで観る若冲を!江戸時代に「若冲自身」が観たであろう状況を再現しようと思ったのが今回の企画の始まりでした。

和蝋燭の灯りで観る「伊藤若冲」!!

ご来場下さった皆さんが食い入るようにご覧いただき、ご満足いただけたのではないかと自負しています。そして御本堂に戻って日本でも数えるほどしかいらっしゃらない和蝋燭職人の田川さんに、和蝋燭について説明をしていただきました。

なんと、和蝋燭職人としての田川さんとは初のお仕事でした!

和蝋燭は日本の灯り!若冲だけでなく、芸舞妓さんが白塗りしているのも和蝋燭の灯りで映えるように。。。等々教えていただきました。そして和蝋燭の灯りだけで照らし出された御本堂。幻想を超えて圧倒的な空間!!!

とても映し切れない圧巻の空間でした。

最後に今回お世話になった田川さん、太田さん、小島御住職、そして私。(左から)

SNSで投稿された写真を拝借しています。

今回の催しでは、関西だけでなく関東のマスコミ関係の方も招聘いただくなど関係各位の皆さまに本当にお世話になり感謝しかありません。第二弾!第三弾と継続していきますので、引き続き宜しくお願い致します。 終演後、本当に興味深く観てくださった大崎さん、勝目さんにも加わっていただいて記念撮影。一番緊張しました(笑)右はTVドラマ「大奥」にも出演中!女優もされている中村ローソクの田川エリナさん。応援して下さいね。

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この記事を書いた人

上野 公嗣(うえの きみつぐ)
1952年10月11日生まれ
新卒で1975年に大阪放送株式会社(ラジオ大阪)入社。記者クラブ・制作プロデュースなどを経験。吉本興業関係者・所属芸人とも多数親交を深める。
定年後、2008年に吉本興業ホールディングスへ転職。「住みます専務プロジエクト」近畿ブロック代表、京都国際映画祭実行副委員長、よしもとアートエンタテインメント株式会社社長を歴任。アート部門の創設・企画実施や人材発掘に尽力する。コロナ禍においてもアート・芸能の可能性を拡大し続け2023年に退職、独立。

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